3週間の東南アジア旅行…の1日目の一部

こんにちは。ブログオーナーのたかきです。

はじめに、これは記事を書くたび毎回書いているように思いますが、読者の皆様にお詫びいたします。

半年以上ブログを放置して申し訳ありませんでした!!!!!

いつもならここに言い訳を書くのですが、読者の皆様もそんなものは求めていないし、見苦しいだけだと思いますので、この記事の概要についてご説明しますね。いえいえ、決して言い訳を考えるのすらめんどくさいとか、そういうわけではありませんから。たぶん。

2019年の8月〜9月は東南アジアにいました

実は、今年の夏は一人で3週間の東南アジア旅行に出かけていました。最初の2週間はセブ島の某大手日系旅行会社でインターンとして働き、最後の1週間はバンコク(タイ)とハイフォン(ベトナム)で過ごしました。

まあ、初めての東南アジア旅行だったわけですが、なにせ一人で行ったものですから困難の連続…というほど苦労はしませんでしたが、なかなか苦労する場面もありました。

しかし総じて楽しい経験でしたし、東南アジアという土地の魅力をよく感じることができました。

機会があればきちんと順を追って記事にしたいところですが、大学やバイトが忙しくあまり落ちついて執筆する時間を取れないので、できるかどうかあやしいところです。

さて、先日Dropbox Paper(DropboxについてくるEvernoteみたいなサービス)の整理をしていたら、旅行に出かけた私が1日目にやる気を出してパソコンで執筆していた日記が出てきました。

3日坊主にもなれず、わずか1日、それも途中で終わっているのですが、せっかく書いたものですから、ブログにコピペしおこうとおもいます。

一応ブログで公開するにあたり、個人を特定できそうな内容は省いてありますので、予めご了承ください。

それでは、どうぞ。

8月15日(日曜日)

旅のはじまり

今回の旅行の最初の一日。15時過ぎに福岡空港に着くバスに乗った。
道中ウトウトしていたらハッとカバンに水着を入れ忘れていたことに気づいた。まあ、水着くらいなら現地で調達できるだろうから、しょうがない。あとでもっと重大な忘れ物が発覚しなければいいのだけれど。

福岡空港に到着

緊張からか、あるいは朝冷蔵庫に残っていた牛乳を一気飲みしたせいでお腹が痛くなり、途中のサービスエリアでの休憩でトイレに行ったのに、空港に着いてすぐまたトイレに行った。

今回最初に利用する飛行機は18:15発のジンエアー仁川空港行きで、チェックイン開始時間は2時間前の16:15。用心して早めに到着するバスに乗ったが、15時に到着してもまだ荷物を預けられない。今回は容量40Lのバックパック旅行なのであまり荷物を増やしたくないと思い、お土産は持っていかないつもりだったが、やっぱりインターン先の人たちに、また旅路で出会う人々に小さくてもギフトがあれば喜ばれるだろうし、チェックインカウンターの横にお土産物店が並んでいたので、少しばかりお土産を見てみることにした。

結局買ったのは小さな招き猫の置物と可愛いボールペン(日本の筆記用具は質が高くて喜ばれるらしい)と緑茶のティーバッグ、それにカステラと通りもん。カステラと通りもんはインターン先の日本人に。日本中どこでも買えるお土産を渡しても仕方ないし、ご当地のものの方が喜ばれるだろうと思ったからだ。

お土産がきちんとバックパックに収まるか心配していたが、どうもバックパックというのは横向きで荷物を詰めたときはあまりスペースがないように見えても、縦に背負ってしばらく歩いていると中身が下に寄って上部にスペースができるようで、無事すべてのものを詰め込むことができた。

そうこうしているとチェックイン手続開始のアナウンスが流れたため、チェックインカウンターへ向かった。ジンエアーのカウンターはアルファベット「J」だった。JINAIRだからなのだろうか。

チェックイン手続きでの出会い

カウンターに着くとすでに結構な行列ができていて、聞こえてくるのは全部韓国語。乗客の半分くらいは日本人かと思っていたので少し面食らった。

直後、私の後ろから一人の若い男性がスーツケースを押してきた。側に彼女(あるいは奥様)もいる。本当は不安でいっぱいなのだがそれを表出せぬようニヤニヤしていた私に、その人が不安そうに声をかけてきた。

「あのー、チケットってもう貰いました?」チケットが何を指すのかよくわからなかったが、おそらく彼は飛行機の利用歴が浅く、チェックイン手続きについてよく知らないようだった。

今時ほとんどの場合飛行機のチケットはeチケットで電子化されている。チェックインカウンターでパスポートを提示すれば予約氏名やパスポートナンバーを基に航空会社のデータベースが検索され、搭乗券が発券される。

なので私は彼に「これからチェックインしたらもらえると思うので、大丈夫ですよ」と伝えると彼は心底安心した様子だった。どうやら二人での観光旅行ではなく、今回搭乗するのは男性のほうだけらしく、側の女性はカウンター出口で待っているからと行ってしまった。

2人になり、なかなか進まない列の中で気まずくなった私は彼に「どちらまで行かれるんですか?」と質問してみた。すると驚いたことに、なんと彼もセブに行くというではないか。

聞けば、彼は20代前半の専門学生で、1ヶ月間セブで語学研修をするということだった。もしやと思い搭乗便を聞いてみると、なんと私と全く同じ便でセブまで向かうとのことで、なんとも予想外のタイミングで旅の仲間を見つけてしまったと心踊った。目的や滞在期間は違うが、同じ地に同じ飛行機で向かう仲間がいるというだけで心底安心することができた。

チェックインに少し手間取る

チェックインカウンターの女性スタッフは日本人で、我々2人が話しているのを見て「ご一緒ですか?」と尋ねてくれた。私が「ええ、まあそんな感じです」と答えると、隣どうしの席で発券してくれるという。彼女はとても親切で、仁川空港での乗り換え手続きを丁寧に説明してくれた。韓国系の航空会社だから当然韓国語も話せるのだろう。尊敬。

彼のほうは1ヶ月後帰国する予約もしてあるようでスムーズに手続きが進んだが、私はジンエアー航空でフィリピンを出国する便を予約していない。スタッフの方に「フィリピンを出国する飛行機は予約してますか?」と聞かれ、エアアジアで予約したクアラルンプール経由でバンコクへ向かう旅程表を見せるとそれ見て便名などをコンピュータに入力していたそれが必要なのはフィリピンの入国管理官だとばかり思っていたが、航空会社にも求められる責任があるのだろうか。

バンコクの後の旅程を不審に思ったらしく、「その後は?」と聞かれ「ハノイを経由して関空に帰ります」と伝えると、「日本に帰国する便は手配済みですね?」と聞かれた。そうだと答えるとわかりましたということで、無事手続きが完了した。まさか帰国便の予約がないと飛行機のチェックインにもこれだけ苦労するのかと驚いた。このあとアジアの空港で同じことを説明しなければならないと思うと気が重い…

親切に手続きしてくれたカウンタースタッフの方、またその間待たせてしまった同行の彼に申し訳なかった。その後は彼女との別れを惜しむであろう彼を邪魔するわけにはいかないので、搭乗口で再開することを約束し一人で4階のレストラン街へ向かった。

時間が時間(17時前)だったためかほとんどの店はガラガラで、適当に見つけたレストランに入り、チキン南蛮定食を注文した。値段は1200円ほどと少々張ったが、渡航前最後の日本の味を提供してもらっている手数料だと思えば別に高くはないと思う。

福岡から仁川へ

少し早めの17時すぎ、手荷物検査場に向かったがガラガラで、5分と待たずに搭乗口まで向かうことができた。搭乗口前のスタバでコーヒーフラペチーノを注文。レジカウンターのスタッフ搭乗口前のベンチに座り飲みながら待っていると先ほどの彼と再会。

定刻の出発時刻30分前にゲートオープン。特にトラブルなく搭乗することができた。機体はよく確認しなかったが、おそらくボーイング737-800。横4列で中央に50センチほどの通路とかなりきつめに詰められている。LCCはシートピッチを狭くしているのが特徴だが、ジンエアーは別にそこまで狭いとは感じられなかった。

しかし機体が古めなのか、エンジンの音や振動がB787などに比べるとかなり強く感じられた。

仁川空港までは1時間と少しのフライト。天候は少し本降りの雨で離陸途中の機窓からは斜めに落ちる雨粒が見えた。そういえば高校の頃物理の問題集で列車の車窓から見える雨粒の角度から列車の速さを求めるという問題があったと思い出したが、飛行機の場合は仰角も考慮しなくてはならないと思った。少し考えて面倒になり、考えるのをやめた。

機内では地球の歩き方(フィリピン版)を熟読して少しの居眠りをしたらまもなく着陸のアナウンスが流れた。たった1時間ちょっとのフライトだとタカをくくっていたが、座席が狭いためだろうか、それともシートが硬いためだろうか、着く頃にはすっかりお尻が痛くなってしまった。以前レガシーキャリアで10時間以上のフライトでもお尻が痛くなったことはないので、座席の硬さはLCC特有の問題かもしれない。

そうこうしているうちに仁川空港に到着。ついたのはターミナル1だった。仁川空港はターミナル1と2、それに中間にコンコースという名前の建物がある。それぞれの建物を行き来するには電車に乗る必要がある。チェックインの際説明していただいたがいまいちよく覚えていないので、とりあえず二人で乗り継ぎの矢印をたどった。途中何人かに英語で尋ねると皆親切に説明してくれ、日本人だとわかると「ダイジョブ?」と声をかけてくれた。日韓関係が悪化していると連日ニュースが伝えており、仁川空港の利用も少し緊張していたが、どうも杞憂だったようだ。

仁川からセブへ

乗り継ぎ便はコンコースの搭乗口を利用する便だった。ターミナル1から移動するための空港内連絡電車の乗り場へ向かうには先に乗り継ぎ専用の手荷物検査を通過し、免税店のモールを抜けなければならなかった。到着したターミナルは閑散としていたが免税店のモール付近は20時にもかかわらず極めて活発だった。今年春に利用したチャンギ空港と似ており、正直に言って、アジアのハブ空港として成田空港は遠く及ばないと感じた。

仁川空港はかなり立体的な造りで、ものすごく長いエスカレーターが設置されている。まるで未来都市。

今回の搭乗ゲートはコンコースの中でも一番奥の方(LCCは往々にして辺鄙なところにある搭乗口が割り当てられる)で、動く歩道を何本も乗り継いで搭乗口まで向かった。

搭乗口前のベンチで彼と雑談していると日本語が聞こえたためか若い日本人男性が「すみません、ここってセブ行きですよね?」と尋ねてきた。きっと彼も心細かったのだろう。聞けば彼は沖縄で大学生をしていて、せっかくの夏休みを有効に過ごそうと3週間語学留学に出かけるという。残念ながら、福岡から一緒の彼とは違う学校のようだった。

意外と、日本からセブ島に語学留学する若者は多いということがわかった。ひょっとすると夏休み前半の空港では毎日このような出会いが生まれているのかもしれない。

出発の35分ほど前にゲートオープン。今回の機体はボーイング777-200だった(これは機内の安全のしおりを見て確認したから確実)。先ほど乗った機より大きく、横に10列の座席と通路が2本ある。座席はさすがにLCCで、高速バスのようだった。機内エンタメは座席ポケットにある機内雑誌のみ。USB充電ポートなどもちろんない。

しかし驚いたことに、離陸から1時間ほどで全員に機内食と水を配ってくれた。ジンエアーはLCCでありながら規定時間以上の便で機内食を提供しているらしい。味はそこそこだが決して食べられないというほどではなかった。ちょうど少しお腹が減っていたのでありがたい配慮だった。

その後入国カードと税関申請書が配られた。地球の歩き方に書かれたガイドに従おうとしたが、税関申請書のフォーマットが大きく異なっており全く役に立たなかった。Google翻訳の辞書ファイルをオフラインにしておいて良かったと心底思った。記入時は座席のライトを点灯したが、隣席の上からクロスして照らす仕組みのためずっと点灯していると隣席の迷惑になり、記入にあまり長い時間はかけられなかった。

記入を終え居眠りでもと思ったがなかなか寝付けず、再び地球の歩き方を読んで過ごすことにした。そうこうしているうちにマクタン・セブ国際空港に定刻通り着陸。

ベルト着用サインが消えると皆我先にと席を立つ。私は通路側の席で、隣に若い韓国人の女の子が座っていたが、その子も降りようとする仕草を見せたため私も席を立ち通路へ移動した。女の子が頭上の荷棚から荷物を取り出そうとしていたが、さすがに古い機材で立て付けが悪く開きづらいようで、手伝ってあげた(といっても少し強めに取っ手を引いただけ)ところ「Thank you, sir!」と感謝され嬉しかった。

ここまでは特にトラブルなくセブまでたどり着けたと安堵したが、その後の入国審査が地獄だった。

おそるべし入国審査

ボーディングブリッジを渡り他の搭乗客についていく形で入国カウンターへと向かう。昨年8月にオープンしたばかりだという国際線専用のターミナル2はさすがに綺麗だと感心しているうちに入国カウンターへたどり着いたのだが、見えた光景に思わず目を疑った。

入国審査のカウンターは4つほどオープンしていたが、それに並ぶ列は観光客でごった返しており、その数1,000人は優に超えていたと思われる。入国カウンター前には黒いテープで並ぶ列が区切られていたが、その長さはとても足りず空間の端まで観光客で溢れている状態だった。先程出会った日本人二人と列に並んだが、その間はひたすらにしんどいという感想しかなかった。

およそ2時間以上は列に並び、ようやく入国管理官のカウンターまでたどり着いた。職員もかなり疲れている様子で、パスポートと入国カードを見せると何の質問もせずパスポートにスタンプを押し、指紋登録用の機器に指を置くよう促されすぐにカウンターを抜けるよう指示された。

ここで、残念なお知らせです

なんと、残念なことに私の日記はここで途絶えてしまいました。決して、旅先で暴漢に襲われ死亡したわけではありません。実際にここで記事を編集しています。

ただ、セブ空港に到着したのがすでに現地時間の午前1時すぎで、入国審査をくぐり抜けたのは午前4時前ごろです。その後ホテルに直行した私は疲れ果てており、シャワーを浴びた後すぐにベッドに倒れ込んだのです。

そして、一度途絶えるとなかなかか再開できないのが日記というものです。それ以降3週間、暖かなアジアで楽しい日々を送った私ですが、残念ながらかように詳細な記録は残しておりません…

今回の日記執筆にあたり学習したことは、あまり詳細な日記をつけるのはそう容易には続けられないということです。

ですので、今度旅行に行くときにはもう少しまとまった単位で日記をつけようと思います。

さて、久々の更新でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。きっと読者みなさまの中には前回のSESAMEの続きの記事を書けとお怒りの方もいらっしゃることでしょう。大丈夫です。忘れたわけではなく、執筆する時間を取れないだけですから(言い訳)

それでは、またどこかでお会いしましょう。

追伸

ブログのコメントをお待ちしております。記事への率直なご意見をお寄せください。

一応セブ島では旅行会社で働いておりましたので、セブ島の観光はすこしわかります。セブに行かれる方でご不安なことなどございましたら、ぜひご相談ください。

そして今度はセブ島にふつうの観光客として、リゾートホテルに泊まる旅行に行きたいと思います。一緒に行きたいという方がおられたら、ぜひお申し出ください。


コメント

“3週間の東南アジア旅行…の1日目の一部” への3件のフィードバック

  1. 印象に残るdomainということもありたまに思い出してaccessしているのですが生きててよかったですw Check in とImmigrationについてですが、PNR(PassengerNameRecord)を航空会社が現地当局に先送りしあらかじめRiskが高い乗客を抽出しておくということは多くの国で行なわれています。また、入国拒否やOverStayなどを未然に防ぐため一部の厳格な地域では帰りの予約記録がないと出発できないということも少なからずあるようです。
    着いてから2時間以上も並ぶのは大変ですよね。KIOSK端末が導入されていると比較的早いので導入がさらに進むといいのですが…

  2. 入国は時間がかかったりして大変だったかもしれませんが思わぬ出会いがあるのも旅の楽しさですよね!セブ島は機会があれば行ってみたいと思っているので私でよければぜひ!Facebookでこの名前を調べたら出てくると思いますw

    1. 自分のブログでありながらあまりチェックしておらず、せっかくコメント頂いていたのにお返事が遅くなり申し訳ありません。
      なるほど…PNRという仕組みがあるのですね。昨春オーストラリアに渡航した際の入国審査は完全自動化ゲートでした。日本も主要空港はほとんど導入されているように思いますが、東南アジアではまだまだですね…
      ぜひセブ島旅行にまた出かけたい。。。ところなのですが、昨年は二度も海外旅行をしたため資金が底をついてしまいました。資金がたまりましたらまたお声がけさせていただきます!

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